想い出の鉄道写真 新鶴見操車場周辺

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横須賀線や湘南新宿ラインの新川崎駅周辺にはJR貨物の機関車が集結していますが、昭和40年代までは、首都圏の貨物をあずかる広大な操車場がありました。

今では、つわものどもが夢の後。当事のにぎわいを偲ぶよすがもありません。電気機関車、ディーゼル機関車に加えて首都圏で残された数少ない蒸気機関車が活躍していました。

夜遅くなると蒸気機関車の汽笛が多摩川を渡り大田区や世田谷区まで聞こえることもあり、秋の夜長などは、郷愁を誘う独特の響きが遠くから聞こえたものでした。

現在の横須賀線は、当事は 川 と 新見操車場 を結ぶ品鶴線(ひんかくせん)と呼ばれる貨物専用の路線でした。

余り天気が良くない日だったのか、薄暗いぼ〜とした写真で申し訳ありませんが、少しでも当時を思い起こすことができればと思います。

新鶴見操車場

バックで有蓋貨物・車掌車や自動車輸送車を牽引して行き先別に振り分ける大正生まれの9600型蒸気機関車です。懸命な働きぶりが印象的でした。まだまだ若いものには負けないベテランの味をかもし出しています。後方の給水塔や、更に奥に見える蒸気機関車の煙に、当事の活況が偲ばれます。



並んで休憩する老友2機(9600型蒸気機関車)。

後方には当事の東海道線貨物の顔、EH10型電気機関車が見えます。

上を通っている鉄橋も現在はなくなりました。



そのEH10型電気機関車。

東海道線の貨物と言えば、EH10。

EH10が牽引する長大な編成の貨物が当たり前に走っていました。

漆黒の塗装が印象に残っています。



電気機関車も色々な形式をカメラに収めることができました。

EF6X型のほとんどを見ることができましたし、この写真でもわずかに見えますが、旧型のEF15も数多く休息していました。



EH10の横をすり抜けて行くD51型蒸気機関車です。

各種の機関車が、当たり前の様に入り乱れて活動し、活況を呈していたのが、印象に残っています。



次の仕事に急ぐD51型蒸気機関車

後方にうっすらと、転車台が見えます。



こちらも次の仕事に駆けつける9600型蒸気機関車です。

炭水車は珍しい3軸の台車です。



品鶴線の多摩川鉄橋をわたる旧型電気機関車EF15牽引の貨物列車です。

今は、横須賀線と湘南新宿ラインの電車が颯爽と通過して行きますが、当事は、貨物専用路線でした。今と変わらず新幹線が併走していましたが、重厚な貨物と超特急のコントラストが印象的でした。

電気機関車も貨物も、もはやここを通ることはありません。

遠い昔日のワンショットです。

現在の山手線と並走する埼京線が当事の山手貨物線で、大崎から品鶴線を経由して、新鶴見操車場に向かっていた様です。

多摩川の河原で、野球しながらカメラに収めたワンショットだったと記憶しています。



この続きは新鶴見操車場その2へ

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