のぞみ無き出張

のぞみ無き出張（出張危機一髪エピソード）

大阪での仕事が思いのほか長引き、新大阪駅に着いたのが 20:00 をとうに過ぎていました。

緑の窓口に駆け込み『東京まで指定ありますか？』と聞いた所、『のぞみは無いですね !! 』との答え、

『それでは、ひかりは ?? 』と重ねて尋ねると『う～ん、のぞみもひかりも無いね、最後ののぞみも無いですね』との最終回答に、

小生思わずつぶやきました『最後ののぞみも絶たれ、ひかりも無いとは』。

夢も希望も無く緑の窓口を後にして外にでて思わず夜空を見上げました。『そうだ、銀河だ。銀河がある』

新大阪発 22:37 の寝台急行『銀河』これを利用して、打合遅延により大阪に１泊したことにすれば出張費も浮きます。

のぞみ無き状況から災い転じて福と成すことができそうです。

いやいや、その寝台急行銀河は、とうに廃止されています。

でも、死んでもただでは起きませんぞ、寝台と言えば、大阪駅 0:34 発の寝台特急サンライズ瀬戸・出雲があるではないですか。

東京までの特急料金寝台料金込で、18,000円弱。

翌朝 07:08 通勤ラッシュ前に東京着、1泊して新幹線で帰京したことにすれば十分過ぎるお釣りがでます。

出張費精算時にホテルや新幹線の領収書が必要にある場合はボツですが、そうでなければ、実に妙案です。

もっと安くするなら深夜バスという方法もありますが、ゆったり横になって、時間も正確で、少しばかり旅の情緒にひたることができる寝台特急は、なかなかな選択と言えそうです。

銀河無き後、サンライズがサプライズを演出します。