麻雀用語で会議は踊る

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ビジネスの様々な場面で日常使用している言葉の中には、その出典元がギャンブルや色町の言葉であることがあり、知らず知らずに慣用語になっていることも。

ギャンブルで痛い経験が無い真面目人間や、色町遊びに没頭したことが無い様な自称ビジネスマンが、勝手に断りもなく、これらの言葉を当たり前のように使うことに若干の抵抗を感じます。

そこで、知らず知らずの内に使われている言葉を幾つかあげてみたいと思います。


ダービー

言わずと知れた競馬のクラシックレースですが、大事な試合や同世代や同地域同士の対戦に使われたりしています。


大引け

証券取引所の終了の意味に使われますが、

元はと言えば、遊郭の1日の営業終了の意味に使われていました。


逃げ切り

これも競馬からきている言葉ですが、『部長の執拗な要請から何とか逃げ切ったよ!』などと使われています。


一気痛貫

麻雀の役の名前ですが、ビジネスの場面では、初めから終わりまで一貫している意味に使われたりします。


リーチ

これも麻雀用語ですが、後一つといった詰めの段階に入ったことを自ら表明する時に使われます。


オーラス

又々麻雀用語ですが、最終最後の意味に使われます。


チョンボ

引き続き麻雀用語で、ミスの代名詞です。

『君々、最近チョンボ多いよ、注意したまえ』などと、

麻雀でドツボにはまったことが無い人に言われる筋合いはありません。


対面(といめん)

麻雀用語ばかりで恐縮です。

反対側の意味ですが、『対面の彼女~』などと使われることもあります。


こうして見ますと、結構麻雀用語は活用されていますね。高度成長以前の大学生やサラリーマンの娯楽が麻雀であったことが実証されます。

麻雀は各人の人間性が適面に表れ、適度に不健康な面白い遊びです。それに比べて昨今のゲームに代表される遊びは無味乾燥な気がするのは私だけでしょうか。

さてさて、ここで私の経験談をお話しして、お開きにしたいと思います。

まどろむ様な午後のこと、退屈な会議は踊っていました。

会議の中心人物は、自己顕示に酔いしれ、参加者は睡魔との戦いに明け暮れていました。

『わが社の強みは一気痛貫のサービス提供でして・・・・・』一人相撲が続いています。

一気痛貫を連発していますが、この人は、麻雀わかっているのかな~。

オーラス大逆転の一気痛貫を三六萬待ちで六萬がでれば満貫で逆転トップてな場面で震える指を必死にこらえる経験なんて無い人なんだろうな ??

などとあらぬ方向に想像をかりたてていましたところ、それは突然訪れました。

『XX君、君の意見はどうかね』いきなり話をふられ、小生間髪入れずに何の疑問も無く発してしまいました『ロン !! 』。

救われたのは、このくそ真面目な御仁にはロンの意味がわからなかったことです。


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